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【書籍】『贖罪の奏鳴曲』中山七里/講談社文庫/2011年 

2022年5月6日

内容

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。(Amazon「Book」データベースより)。Amazon Kindle Unlimited - Kindle 読み放題で公開中(2022/5/6現在)

 

目次

●第一章 罪の鮮度

●第二章 罰の跫音

●第三章 贖いの資格

●第四章 裁かれる者

作中の題材

●題材の参考モデルと思われる少年犯罪

 

・神戸連続児童殺傷事件(1997年)

書籍の参考文献に挙げられている(『少年A 矯正2500日全記録』)

上記事件のWikipedia

 

・高校生首切り殺人事件(1969年)

書籍中に参考されたという明記はないが、少年院服役後に名を変え弁護士になったという内容は「高校生首切り殺人事件」を参考にしたと思われる。

夜ふかし閑談/紫栞、『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』弁護士・御子柴礼司 モデル・他作品との繋がり解説より)※ネタバレあり

上記事件のWikipedia

読後感

テンポのよいストーリー展開。文体も無駄な叙述がなく読みやすい。

ドラマ化もされているらしい。

●WOWWOW版、2015年、主演:三上博史

●フジテレビ版、2020年、主演:要潤

作中の曲について

●ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番「熱情」作品57ヘ短調(全楽章)

●Beethoven - Piano Sonata No. 23 "Appassionata" (Pollini)

 

 

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