内容
御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。(Amazon「Book」データベースより)。Amazon Kindle Unlimited - Kindle 読み放題で公開中(2022/5/6現在)
目次
●第一章 罪の鮮度
●第二章 罰の跫音
●第三章 贖いの資格
●第四章 裁かれる者
作中の題材
●題材の参考モデルと思われる少年犯罪
・神戸連続児童殺傷事件(1997年)
書籍の参考文献に挙げられている(『少年A 矯正2500日全記録』)
上記事件のWikipedia:
・高校生首切り殺人事件(1969年)
書籍中に参考されたという明記はないが、少年院服役後に名を変え弁護士になったという内容は「高校生首切り殺人事件」を参考にしたと思われる。
(夜ふかし閑談/紫栞、『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』弁護士・御子柴礼司 モデル・他作品との繋がり解説より)※ネタバレあり
上記事件のWikipedia
読後感
テンポのよいストーリー展開。文体も無駄な叙述がなく読みやすい。
ドラマ化もされているらしい。
●WOWWOW版、2015年、主演:三上博史
●フジテレビ版、2020年、主演:要潤
作中の曲について
●ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番「熱情」作品57ヘ短調(全楽章)
●Beethoven - Piano Sonata No. 23 "Appassionata" (Pollini)